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自分の身は自分で守りましょう  ~感染対策について~


マスクをする、手を洗う。これが基本になります。

みなさん、接触感染の対策は考えていますか?ドア等に付いている細菌やウイルスなどを触り、その手から細菌やウイルスなどが口に入ってしまい起こる感染の事です。


医療従事者は手で首から上を触らないよう教育されています。

院内の物品は基本的に全てが感染元と考えて行動しています。机、ドア、パソコンにマウス、電話など、全てに細菌やウイルスなどがついている前提で対応しているのです。


みなさんは、病院に行くときに感染に対する防衛を考えていますか?

一般の空間と異なり病院には病気の方が大勢いらっしゃいます。

当然ながら咳やくしゃみをされる方もおり、飛沫感染には最適な場所です・・・。

細菌やウイルスなどが多いと予想されます。ヒトから排出されたばかりの元気な細菌やウイルスがいるという事です。

特に冬場は多いと思いますので、手洗いの徹底、これはやりすぎでは?というくらいが丁度良いです。

私は午前中だけで5回以上は手を洗っています、患者さんごとに手洗い、さらに患者さんごとに手袋も交換しています。マスクは必須です。

それでもインフルエンザに罹ってしまう事があります。


病院に出入りする業者さんでも打ち合わせ中に頭をかいたり、鼻を触わったりする方もいますし、以前は検査室でお菓子やパンを食べている企業の方もいました。恐ろしい!!


さらにみなさんは病院で、持っていったバッグを床に置いていませんか?

細菌にも体重があります。つまり咳で飛んだ細菌も重力の関係で落下するのです。

床にたくさん落ちているのです。


そんなところにバッグを置いてそのまま自宅に持って帰り、気がつけば小さなお子さんがバッグをかじっていた、などということはないですよね?

お土産に細菌はいらないですよ?

バッグは荷物置き場や椅子の上、あるいは常に持っている等、床に置かないことをお勧めします。院内感染経路の原因に、靴裏についた細菌の持ち込みも問題になっています。

この事はコロナ禍の現在、どの場所にも応用は可能です。


癖になっている方もいるかもしれませんが、今後は髪の毛を触ったり、鼻を触ったり、耳を触ったり、目をこすったりしない事!

触るなら手を良く洗ってからです。


自分の身は自分で守りましょう、家族に変なお土産を持ち込まないこと!

手は首から上に上げない、触らないこと!!



公益社団法人 東京都臨床検査技師会

業務執行理事 副会長

杉岡 陽介



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